【義肢装具士科4年制】海外での臨床実習~帰国報告~

タイ、バンコクにあるマヒドン大学での臨床実習から帰国した義肢装具士科4年制4年の濱田くんの報告を紹介します。
(前回の報告はコチラ→http://po.kmw.ac.jp/archives/2152)

私は5/11~6/19の期間、臨床実習のためタイのマヒドン大学の義肢装具士科へ留学しました。
その実習施設は病院施設と義肢装具士養成校が併設されていて、学生であっても臨床実習中は患者さんに義肢装具を提供することができます。
そこで私は現地の義肢装具士と英語でコミュニケーションを取りながら、5名の患者さんを担当させていただきました。
それぞれの患者さんに対して、自分で身体評価を行い、装具の設計や陽性モデル修正を行い、装具を製作しました。
そして、装具適合の際、適合評価を行い、何を修正するべきか、どこか不備はないかなどを確認し、装具のお渡しをしました。
その後、再度来院される患者がいれば、アフターフォローも行いました。
「患者の今後の人生に関わる装具を製作している」「装具を着けて絶対に喜んでもらいたい」といった責任感や自分の課題を感じることもできました。
その感覚は日本の臨床実習でも感じることはできるかもしれませんが、学生の間に製作した装具を装着して生活してもらうことは日本では経験することができません。
今回、経験したことは今後、義肢装具士になってからも非常に重要な視点になると思います。
それを学生のうちに経験することができたのはこの実習において、最大の成果だと思います。

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その日にしなければいけないことをすべて終え、時間があれば、可能な限り、現地でできた友人と会話をするように心がけ、英会話力を身につけるよう努力しました。
実習中はひとりでホテルで生活していたため、学校からの課題や自習などをする時間があり、勉強に集中することが出来ました。

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今回の海外実習を通して、日本国内では経験することが困難な、貴重な体験が出来ました。
それは日常的に英語を使用して生活するということです。
日本でも環境によっては英語で会話ができる場所はあると思います。しかし、タイでの生活は日本語が通じない国なので日常的に英語を使用する必要がありました。
このようなことは今まで経験したことがなく、非常によい経験ができました。
また、他国の友人ができ、国際的な感性も養うことが出来ました。
特に驚いたことがあり、それは私自身、日本人でありながら、日本のことをあまり知らなかったということと、海外の視点は意外と日本にも向いていて、私よりも日本について知っている方が多かったことです。
原発のこと、地震のこと、日本文化のことなど、私がよく知らないことについて質問され、答えることが出来ませんでした。
私ももう少し、日本について勉強しようと思いました。

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今回の実習を通して、海外への関心がより大きくなりました。
現在の英語力では長期留学は非常に困難だと自覚しているため、今後はIELTSやTOEFLの勉強をしたいと考えています。
それと平行して、英会話力の向上のためにも日本でも外国人の友人を増やし、日常的に英語での会話を出来る環境に身を置こうと考え、現在行動に移しています。
このような意識は今回の臨床実習で養えたものでした。
多くのことを感じたり、見たり、聞いたり、話したりと、日本のみでの生活では決して体験する事が出来ないことを体験することが出来ました。
特に海外への関心がさらに高まったことや今後の目標が出来たのは今回のタイでの臨床実習があったからこそです。
この度は、奨学金も支給していただき、本当にありがとうございました。
一生、私の心に残る経験が出来ました。この経験を糧にこれからも一層がんばります。

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この実習は平成27年度「海外留学支援制度(短期派遣)(我が国の高等教育機関が、諸外国の高等教育機関等と学生交流に関する協定等を締結し、それに基づき、諸外国の高等教育機関等へ短期間派遣される学生に対して、独立行政法人日本学生支援機構が留学に係る費用の一部を奨学金として支援することにより、グローバル社会において活躍できる人材を育成するとともに、我が国の高等教育機関の国際化・国際競争力強化に資することを目的)の奨学金に採択されました。